初回の相談の時に私はドレスの生地をアトリエの見本の中から選んでいました。
生地と材料を選んだら後は完成を待つだけ…と思っていたらアトリエから私が選んだ生地は廃盤になったので手に入らないと連絡がありました。
クチュリエールさんと手分けをして急遽生地探しが始まりました。時間が迫っているので必死です。オンラインでも販売されているライトブルーの生地をサンプルとして片っ端から購入しました。またサンプル帳がある生地はサンプル帳も送ってもらいました。
東京、京都、大阪の生地屋さんから次々生地が届きました。ですがモニターを通して見る生地と実際のものは色が全く違っていました。
ブルーだと思っていたらグリーンだったりグレーだったりでイメージ通りの生地はありませんでした。
正直なところ焦りました。
時間がなかったのです。
そこで神戸と船場、江坂の生地屋さん巡りをして実物を見てから選ぶことにしました。私は材料で妥協するのは嫌でしたが今回は時間がなかったのでそれも仕方ない…と覚悟していました。ところが幸運にも理想の色と質感の生地が見つかりました。やはりわざわざ足を運んだ事は無駄ではなかったのです‼︎
生地はタフタかサテンかで迷っていましたが私はふんわり柔らかいイメージのドレスにして欲しかったのでサテンにしました。右の真ん中の列の上から5番目の生地で仕立てて頂くことに決めました。
袖のレースはこの2つで迷いました。フランス製のレースはとても美しくお値段も高めでしたがそんなに沢山使うわけではないのでこちらにしようと思いました。でもベースの生地を合わせてみると厚みのために存在感がありすぎて私のイメージするふんわり…とは違う気がして右の日本製のレースにしました。
色々な生地を見て回り写真に撮らせていただいたりして船場だけで一日が終わりました。
とりあえずメインの生地が決まったので神戸と江坂は中止しました。
生地決定が2019年3月22日、生地はメーカーで裁断後直接アトリエに送ってもらうことにしました。
この時点で5月27日の舞踏会まで約2か月しかありませんでした。