「風と共に去りぬ」の旅~大誤算 嵐の中の移動


3月10日エレガントな朝食を頂いた後は出発の準備です。ここで事件が発生しました。
荷物をまとめていてパスポートが見当たらないのでパニックになってしまいました。何度見ても
無いのです。焦った私はエルムズのオーナーに相談しました。何となく最初に泊まったエオラ
ホテルかリンデンに置き忘れたのかも?と思っていたので、そのことをオーナーに話すと親切に
彼女が両方に電話してくれました。しかし、どちらの返事もノーでした。

途方に暮れる私。彼女は冗談交じりに「あなたナチェズに家を買ってここに住めばいいわ」と
言いました。半分は嬉しかったけど半分は生きた心地がしていなかったことも事実。そんな私に
思いついたように彼女が「他には泊まっていないの?」と聞いてくれたので、ダンリースにも
泊まったことを伝えました、彼女はすぐにダンリースに電話してくれました。ありました!しかも
ダンリースのスタッフは何度も私に電話してくれていたそうです。???ナチェズで接続回線を
切り替えるのを忘れていた私。大失敗ながら事なきを得ました。ジ・エルムズはやっぱり
素晴らしい!

外はかなりひどく雨が降っていました。まず、ダンリースへ寄ってルイジアナ州の州都
バトンルージュに近いノッタウェイプランテーションまで行かなければなりません。ジ・エルムズと
ダンリースは車だと3分くらいです。ダンリースの門をくぐってすぐのところにレセプションがあり
スタッフが本当に心配してくれていたことがひしひしと伝わってきました。

ナチェズを出発したときも激しい雨でしたがかつて経験したことのない豪雨の中を運転するはめになってしまいました。ワイパーを使っても真っ白になってしまって前が見えません。
超徐行運転です。自分の車がいつ道路からはみ出すのかハラハラしまた。ナビの道路の上に自分の車がいることを確認しながらカーブなどないか見ながらゆっくり進みます

4時間くらいそんな調子で運転していると、だんだんと前が見えるようになってきました。ガソリン
は給油しなくても大丈夫だとは思っていましたが、こんな天候なので何かあったら大変だと思い
ガソリンスタンドを探すことにしました。正直にいうとアメリカで給油するのは一番苦手です。
車を借りるときにガソリンの種類を聞くのを忘れていたので、余計困りました。ヨーロッパでは
車のキーにタグがついているので間違えることはないのですが、どこを見ればいいのか
わかりませんでした。

どこでもいいからとようやくガソリンスタンドを見つけたのですが、大雨なので人の姿が見えません。黒人の少年がいたので、相談するとスタンドのスタッフに聞いた方が良いといわれ中へ入ってお金を払いました。(地元の人は手馴れているので店でお金を払ったりしません。給油機に
ついている精算機にカードを入れてガソリンの種類を選んで自分の必要な量を給油します。)
少年がガソリンの種類を聞いてくれて給油するのを手伝ってくれました。お駄賃が欲しいと
言われたので5ドル渡しました。でも助かったのでウィン・ウィンで良かったです!

 

 

Leotta について

趣味は乗馬と海外旅行です。どちらかにお給料を使い果たしています。 2002年から2006年は乗馬に夢中で海外旅行へは行っていません。 2006年に大病を患い、いつか行きたいと思っていた場所に永遠に行けないまま人生が終わってしまうと本気で思いました。情報がない、車でないと行けない、ひとりで行くのは寂しいなど理由を探して旅行を先延ばししていました。そんなことをしていたら永遠に行けないとき気づきました。 行きたい場所にどうしても行くと決めてからは企画から手配までの時間も楽しいです。自力でしか行けない場所へ行くために海外での車の運転にも慣れました。 そして写真を撮るのも好きなので、素敵な写真が撮れると帰国後もまた、楽しめて得した気分になります。たくさんの失敗もありますがリベンジと称してもう一度行きます。 2016年はJALのマイルを貯めてファーストクラスでパリに! 今は新型コロナウイルスの影響で海外旅行が難しいのですが、状況が変わればすぐに行ける準備中です。
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