マリー・アントワネットの青いドレス〜製作①

マリー・アントワネットのこのドレスは着用する日はあらかじめ決まっていたのでオーダーから完成まで2ヶ月半しかありませんでした。

アトリエでは初回はデザインの相談と見積り、見積額の50%の振込後に採寸など2回目以降が動き出します。採寸の後の2回目はシーチングでの仮縫い、3回目は実際のドレス生地での仮縫い、4回目は最終確認、問題がなければ残金を支払ってドレスの持ち帰り…という流れです。

初回の打ち合わせが何よりも大切です。ドレスの方向性を決めるのでここで失敗をするとアトリエにもとても迷惑をかけてしまいます。追加の料金が発生してもよいかどうかもこのタイミングで伝えておくとスムーズです。カスタムメイドは信頼関係が一番大切です。

 結論から先に書くと私は現代のドレスの作り方(上下一体型)で見た目のデザインはそのままに仕上げてもらうことに決めていました。

マリー・アントワネットのドレスは18世紀の作り方で制作すると私の3つのドレスの条件すべてに当てはまらなくなってしまいます。

着付け係がいないのに18世紀スタイルのように背中にレースアップを施すと自分1人では着用できません。また18世紀様式で上下が別のスタイルにすると自由に動いているうちにスカートが回転してしまいます。つまり着崩れてしまうのです。日常でもそういう事はよくあります。

そして上下別にする事はウェスト部分でスカートのベルトとボディスが重なりその分厚みがでてしまいます。普段からウェストにコルセットを巻いて細くしているわけではない私がドレスを着た日だけ肖像画のように見せるには少しでもウェスト周りをすっきりとさせることが重要だと考えています。

アトリエのクチュリエールさんが私の希望からデザイン画を描いてくれました。
絵にするとわかりやすいですね。私は自分の希望が伝わっていることで理想通りのドレスが完成すると確信しました。

Leotta について

趣味は乗馬と海外旅行です。どちらかにお給料を使い果たしています。 2002年から2006年は乗馬に夢中で海外旅行へは行っていません。 2006年に大病を患い、いつか行きたいと思っていた場所に永遠に行けないまま人生が終わってしまうと本気で思いました。情報がない、車でないと行けない、ひとりで行くのは寂しいなど理由を探して旅行を先延ばししていました。そんなことをしていたら永遠に行けないとき気づきました。 行きたい場所にどうしても行くと決めてからは企画から手配までの時間も楽しいです。自力でしか行けない場所へ行くために海外での車の運転にも慣れました。 そして写真を撮るのも好きなので、素敵な写真が撮れると帰国後もまた、楽しめて得した気分になります。たくさんの失敗もありますがリベンジと称してもう一度行きます。 2016年はJALのマイルを貯めてファーストクラスでパリに! 今は新型コロナウイルスの影響で海外旅行が難しいのですが、状況が変わればすぐに行ける準備中です。
カテゴリー: 未分類 タグ: , , , , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください